校長あいさつ

校長あいさつ

ふるさととして、母校として誇れる気持ちを

校長 市橋 英雄

ホームページを閲覧いただき、ありがとうございます。 若草小学校の教育目標は、「よく考える子 思いやりのある子 最後までやりぬく子 進んで体をきたえる子」です。今年度から教育目標を束ねるスローガンを設けました。それは「笑顔いっぱい若草の子」です。この目標を達成するためには、全体の努力と協力が大切です。全体というのは、子どもたち、教職員、保護者の皆様、地域の皆様を含めての全体です。子どもたちだけがいくらがんばっても、教師や保護者の皆様だけが躍起になっても、よい学校はできません。お互いを認め合い、尊重し合い、切磋琢磨し合いながら学校の力は向上していくのだと思います。



  育ったところが必ずしも家庭ではない
心を育てられたところが家庭である
学んだところが必ずしも母校ではない
よき師よき友に巡り会えたところが母校である
生まれたところが必ずしも故郷ではない
心をとどめたところが故郷である


この文は、どんなに豪華な家に住んでも、どんなに立派な校舎で学んでも、人間が最後に行き着くところは、真に心を育んでくれたところであると教えています。 家庭・学校・地域の連携が叫ばれて久しくなります。三者がそれぞれの立場で子育ての責任を相応に分担し、社会全体で優しくも厳しく、子どもたちを育まなくては、子どもの心には家庭も学校も「故郷・母校」として宿らずに大人になってしまうのかもしれません。 国際化や情報化の進展の中で、子どもたちは住み慣れた町や日本を離れて生きていくことになります。そんなときに、ふと親や兄弟のこと、先生のこと、友だちのこと、故郷の風景のことなどを懐かしみ、郷愁あるいは望郷の念にとらわれることがあるでしょう。それはきっと、ほろ苦い喜びや幸せ感なのかもしれません。地域の宝物である子どもたちに、よき「ふるさと」を提供するのは私たち大人の責務です。 これからも子どもたちの健全な成長を、地域の皆様・保護者の皆様と力を合わせながら、教職員全体の目で見守っていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。