「絶対 勝つ!」〜縦割り班対抗ドッジボール大会〜
- 公開日
- 2018/07/19
- 更新日
- 2018/07/19
お知らせ
職員室前の廊下を足早に過ぎる子どもたち。
「私、中休みの試合 出るよ。」
「がんばって!」
「うん、絶対勝つ!」
こんなやり取りが聞こえます。
101名しかいない松恵小学校では、体育委員会主催のドッジボール大会を「縦割り班」を活用して行います。
コートの中には1年生から6年生までが入り交じって試合をします。
ボールは柔らかいものを使用します。1年生は、当たっても嬉しそう。痛くはありません。
4〜6年生は利き手を使うことができません。「力の差」を軽減させて、どの学年の子も楽しめ、活躍できるよう、体育委員会が考えたルールです。
1年生はパスが回ってきても逃げてしまったり、ぐるぐる逃げ回るだけで楽しそうだったりします。ルールは「やっているうちにわかってくればいい・・・。」という感覚で実施しています。
これまでも、そうやって「だんだん」ルールを理解して、どの学年の子も育ってきました。試合途中でラインを大幅に越えて逃げる低学年がいたら、5・6年生が「こっちこっち。線から出ないよ。」と大慌てで教えたり、自分が受け止めたボールを下学年に渡して投げさせたりします。利き手で投げることのできる下学年のほうが、強い場合もあるのです。
ボールが相手コートでバウンドして取られても、下学年を責めたりはしません。そういうことも含めて、本当に楽しんでいる様子に、見ているこちらも心がほぐれます。
明日で大会は終了です。最終日、どんな試合が繰り広げられるのか、楽しみです。
きっと明日も、いつもよりちょっと早足で体育館に向かういくつもの足音と、弾む会話が聞かれることでしょう。
ちなみに、観戦している子どもや先生方も本当に笑顔いっぱい!
松恵小学校だからできること。これを大事にしていきたいと思います。