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学校日記

絵本は小さな子どものためだけではなく・・・

公開日
2019/02/08
更新日
2019/02/08

お知らせ

6年生にとっては松恵小で参加する最後の「お話しの会」。5年生にとっては「高学年向け」のこれまでより少し内容が深く感じられる「お話しの会」が31日に開催されました。いつもながら図書ボランティアの「松えもん」さんが子どもたちのために心をこめて選び、考え、準備してくださった「お話しの会」は、感動でいっぱいでした。

今回は多くの絵本を読み聞かせしていただいたり、ブックトークで紹介していただいたりしました。

「絵本」といえば、小さな子どもたちの読み物と思いがちですが、「松えもん」さんたちが選んでくださった絵本はどれも、10代に入った5・6年生だからこそ理解できたり、共感できたり、考えてみたりできる…という内容でした。

6年生の子どもたちを1年生の頃から見てきて知ってくださっているボランティアさんもおり、この子たちが学習発表会で披露した劇の内容やこれまでの学習内容を知っているからこそ選んでいただける内容の本もありました。

瑞々しい感性で描かれた「いもとようこさん」の絵本に感激した5年生児童の1人が、「絵もかわいいし、さらに短い言葉の一つひとつが心に残りました。」と感想を話してくれました。6年生の男子からは「絵本といっても、かっこいいものやかわいいもの、いろいろあるんだと改めて思いました。」との言葉が聞かれました。同じく6年生の女子は「高学年になってからは、絵本よりも小説などを読むことが多かったけど、こんなに色々な種類の読み応えのある絵本もあるとわかったので、図書室の絵本をぜひ読みたい。」と話していました。

「松えもん」の皆さんが今回高学年に伝えたかったことが、しっかり子どもたちに伝わったようでした。大きくなるにつれ、好みもはっきりする代わりにジャンルが偏ったり忘れ去られがちなこともあったりします。けれども、たまには絵本を開いて、画集のように美しい絵に見とれたり、話に共感したり、かわいらしい絵に心を癒されたり、ノンフィクションのストーリーを絵本で味わったりして、また今までと違った世界も味わってほしい。そんな「松えもん」さんの願いを受け止め、最後には5・6年生みんなでお礼のあいさつをしました。

中学校説明会は週明けです。6年生の不安や緊張を和らげるような「松えもん」さんの「お話しの会」に、傍で一緒に参加したこちらまでほろりと涙がこぼれそうになりました。本当に、ありがとうございました。

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